オプトアイランドNEWS

大阪府茨木市 の眼鏡店 opt.eyeland オプトアイランド のニュースをブログ形式でお届けしています。

2008年05月

なかなかイかしたサングラスを掛けておられるのは、本日来店
された取扱メーカー・バウハウスのI氏。流し目・・・イイですねぇ。
氏は東京のとある眼鏡店に所属していた経験をもとに、これから眼鏡調製術の実際を知る人材として、グイグイと企画・製造に、携わっていかれる事でしょう。期待。
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スペックエスパス2008新作及び補充分が入荷致しました。
ES-9001.ES-9002.ES-7032.ES-5065.ES-8203(以上新作)
ES-5201.ES-5203.ES-5205.ES-8201(補充及び新色)

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←入荷分を並べてみました。




 総在庫に関してはこちらからどうぞ。

200849bag フォーナインズのノベルティーバッグ
(布製)が到着しました。
しばらく同社製フレームをお買い上げ
のかたへの「お渡し袋」となります。

愛用のVT-D改のダイアルの一部が

空回りするようになりました。

もはや年季物なので自分でメンテするほか有りません。

空けてみると、見とれてしまうほど素晴らしいメカの世界。

症状は太い軸ネジを締めて、すぐに直りました。



(6/5ブログメンテ中に画像が消えました~-~;)




Japologo


5/13にお伝えした「J」はお察しの通り
「ジャポニスム(Japonism)」です。

フォーナインズ(999.9)と並び、セレクト系日本製眼鏡専
門ブランド確立の先駆者と言っても過言では無いでしょう。
自店では約5年間のブランクを経て明日(5/17)より
再開(再会)致します。

http://homepage1.nifty.com/eyeland/japonism/

この再開(再会)を記念して、
ジャポニスムフレームお買い上げのかたに
特製携帯ストラップをプレゼント致します。
数に限りがあります。お早めに。

0516001205160014 


今日は定休日でした。
子供のリクエストで新幹線を乗りに新大阪へ。
目的が「新幹線に乗る」なので、なるだけ近くへ。
1時間で行ける岡山まで。

岡山駅に着いて、ふと「このまま帰るだけではもったいない・・・」岡山といえば「せのをや」の永光さんが業界の大先輩であり、日本眼鏡技術研究会でご一緒させていただいている間柄。
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「アポ無し」という愚行ながら、お会いしたいという衝動にかられ一路、赤穂線の西大寺まで。お店に伺うのは実は初めてで、携帯の地図頼りに徒歩にて。吸い寄せられるように到着。


「アポ無しですみません」「お久しぶりです~」みたいな感じで突入。快く迎えていただけまして、ほっと一息。談笑のあと測定室にご案内頂きました。

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↑カーテンを開けるとな・な・なんと、ハンフリーのビジョンアナライザーが鎮座しています。
昭和50年代1,170万円という当時家が一軒買えてしまうほどの価格を誇った測定器。現物を見るのは2回目です。しかも永光さんはこれを2台所有されているとのこと。(測定室には稼働中一台。もう一台はメンテナンス用に後年捕獲され倉庫で動体保存されている)ビジョンテスターやテストフレームとレンズという実体レンズを用いるのではなく、いわゆるファントムレンズで裸眼のまま度数を自覚的に測る画期的なスタイルです。同機は今でも伝説として語り継がれています。(ちなみにオートレフは他覚測定機器)

いろいろな測定法を体験し、実務もしている私ですが、永光さんがこのビジョンアナライザーを操りしていただいた内容は初めての経験。まるでマジックを体験しているような感動がありました。
ターゲットはミラーでそこに様々なチャートが写りレンズも無いのに、ピントが合ったりぼけたりと興味深い内容です。しかも両眼開放。
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↑最後にデータを印字して出していただきました。

この機器は眼鏡を掛けたまま、オーバーレフラクションでの測定も
出来ます。今回私は眼鏡を掛けたままやっていただきました。

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↑測定室には他にも様々な機器があり、ドイツ式オリジナルポラテストがメインの視標としてレイアウトされています。このオリジナルポラテストは、様々なメーカーにコピーされていますが、開発者であり、ドイツの権威ハーゼ博士(ベルリン眼鏡光学専門学校)の研究により厳格な規格があるとのこと。
しかもコピーモデルの中には、その規格とは違うものが多いことも事実(省スペースチャートなど)。そういえばこのオリジナルポラテストを見るのは、埼玉の横田氏の測定室以来です。
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そして今では少なくなったしっかりと頭を固定するヘッドレスト付きのスツール(測定椅子)。その横にはなんと、AOの投影式チャートプロジェクターが。そう、何を隠そう永光さんは米国式21項目検査から、出発されたかたでもともとオプトメトリースタイルだったわけです。当然ターレット式測定器(ビジョンテスターなどの総称)はAOのフォロプター。(AO=アメリカンオプティカル)
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▲アメリカンオプティカルのチャートプロジェクター

このオプトメトリーチャートには乱視を測る目的の見たこともない視標もありました。さらには伝説のベクトグラフチャートもご披露頂き、まるでミュージアムを体験しているような感動を覚えました。
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▲これがその乱視用チャート

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↑ミュージアムと言えば、国産初のトプコンのレフラクトメーターが測定室内にガラスケースに入れられ展示されていて、それにも目が釘付けに。

永光さんによるとドイツの故ハーゼ博士は、計4回来日され、日本にドイツ式両眼視機能検査を伝授するため数回講習会を開かれた。永光さんはその機会を逃さず受講され、その時の修了証が測定椅子の上に掲げられています。

今年に入って日本眼鏡技術研究会と視覚機能研究会に若手でバリバリのドイツ式測定者が加入されましたが、彼がしきりにハーゼ講座受講をうらやましがっておられたのを思い出しました。そうこうしているうちに日が沈みかけ、そろそろお暇をという時間帯。

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左・永光氏 右・私
ずーっと見ていても飽きないですが、そうもいかず。途中でお客さんが来られるなど、アポ無しで大変ご迷惑をお掛けしましたが、興味深いことしきりで、しかも永光さんのあの高いスキルにこれらの名機で、これぞまさしく「鬼に金棒」と、帰りの新幹線で確信を得た一日でした。


☆画像は全てカメラ機能イマイチ^^;の携帯電話で撮っています。またもや画質は良くないです。


自店では以前取り扱っていて、ここ数年やっていなかったメガネフレーム専門ブランド・ジャポニスム。本日営業担当Mさんが来店され、めでたく再開する運びとなりました。ここにかたく握手を交わすの図をご紹介いたします。来週ぐらいには店頭展開することになります。詳細は追ってご報告致します。
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画質悪いですが^-^;
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999.9(フォーナインズ)のS-240Tseriesは
名番と呼ぶにふさわしいモデル群です。
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↑画像はS-246T c4。<<2000年発表>>
その理由の1つはフィッティング対応度が非常に高いところです。

左右の眼とレンズの間の距離(頂間距離)など重要ポイントはいろいろありますが、一例として。 ↓
左右の耳の高さが違う
  ↓

ブライヤーで掴み曲げを加えて耳の高さに合わせるimage-1

  ↓

腕をたたんだ時に、綺麗に揃わない
  ↓
ヨロイ部を掴んで、ひねることによりその不揃いを解消image-2

ここで重要なのは、「つかみどころ」があるかないか、
これは「フィッティング対応度」的にはずせないところです。image-4

また「つかみみどころ」が有っても、材質の適度な「硬さと軟らかさ」は必要です。軟らかすぎて簡単に元に戻ったり、バネ性が有りすぎて調整を保持出来ない(形状記憶など)、または硬すぎて調整出来ないなどは論外です。その点も240シリーズは見事にクリアしています。
*前傾角(横から見た視線とレンズ裏面の角度)の調整時も、ブライヤーで似たような掴みかたをします。大変重要な「つかみどころ」です。
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さて画像のS-246Tですが、しっかり掴み所があり、カスタマイズのすべてに対応出来る優れたフレームのひとつで、名作に違いありません。

いわゆる左右各眼の度出し(近視遠視乱視の全度数測定)には
両眼開放屈折検査が良質なデータ抽出の核になると考えられます。

ひとくちに両眼開放~と言っても大きく分けて3種類の方法があり、
そのうち2つは更に2つに別れます。

1.偏光板式(a.高濃度高偏光度 b.中濃度高偏光度)
2.他眼雲霧式
(a.ハンフリス法 b.両眼視雲霧法=サイクロダミア法・コープランド法)
3.オクルージョン式(岡本隆博氏考案)

それぞれ用いるフィルターないしフォグレンズが違います。
計5つ、個別にレンズがあるわけです。

右から
A)中濃度高偏光度フィルター(両眼装着)
B)両眼視雲霧法用+1.50.+2.00D以上のフォグレンズ
C)ハンフリス法=他眼弱雲無法+0.75~1.25Dフォグレンズ
D)高濃度高偏光度フィルター(両眼装着)
E)オクルージョンレンズ

B)~D)は比較的オーソドックスです。
自店ではAとB、最近はほとんどEを用います。

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4/28にご紹介した愛用のTOPCON VISIONTESTER-Dを
バージョンアップさせるべく、更に改造をほどこしました。

「ダブルロータリープリズム化」です。

以前の改造では上斜位眼に対し垂直補正をしていない
水平融像と、垂直補正をしたそれのデータ比較をするため、
テストレンズ用フォルダーを2連装で取付ました。
これは融像破れの原因を特定できるよう混入の無いデータ抽出を
するためでした。

今回はこれ迄の改造済機と異なるデータを取得するため
ではなく、テストレンズ入替の手間をはぶく事が目的です。

先日、互換性のあるロータリープリズム1組を運良く入手。
そこで、フォルダ1組を外し、ロータリープリズムを取付けました。

これ以上は考えられないバージョンアップ化に成功しました。

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