フォーナインズ新作入荷のお知らせです。
広めのレンズサイズを持つメンズフレーム
S-543T c1.c2.c4.c15.c1004.
S-544t c1.c2.c4。
さらにS-800Tの長モダンバージョン
c1021、S-801T c1021.c1090.c2087が。
そしてネオプラNP-012 c37.c135と
NP-022 c90.c121が何れも入荷いたしました。
フォーナインズ新作入荷のお知らせです。
広めのレンズサイズを持つメンズフレーム
S-543T c1.c2.c4.c15.c1004.
S-544t c1.c2.c4。
さらにS-800Tの長モダンバージョン
c1021、S-801T c1021.c1090.c2087が。
そしてネオプラNP-012 c37.c135と
NP-022 c90.c121が何れも入荷いたしました。
ジャポニスム(Japonism)
JN-462 JN-466.JN-408E.JN-433の3型が
入荷致しました。
http://homepage1.nifty.com/eyeland/japonism/
ネオプラフレーム定番の
NP-104c20.c381.
NP-704c20.c49.c380.
NP-711c49.c88.
NPM-04c3308.c4904.
NPM-05c3408.c4061.c8904.
メタル廉価番
S-600Tc4.c8.c11.
が入荷してまいりました。
http://homepage1.nifty.com/eyeland/9999/stocklist.htm
本日フォーナインズ営業部・K女史とT女史のお二方が関西方面への視察の途中、当店へお越しになりました。
フォーナインズ(999.9)新作
メタルフレームS-811T c8.c10.c12、
ネオプラフレームNP-31 c37.c87.
c418.が入荷致しました。
http://homepage1.nifty.com/eyeland/9999/stocklist.htm
左からビジョンテスターSE、同SD、
同Dです。3台有りますが、すべて一
度に使うわけではありません。(全機マニュアル式)
SDは殆ど使いません。SEも登板回数は少ないです。いずれも各眼の度出し(近視遠視乱視度数の測定)には用いず、両眼視機能検査(眼鏡用)のために使います。マニュアル式の利点はロータリープリズムの負荷プリズム度数の入り方が、電動式に比べなめらかなところで、それによる検出値の信頼性が高いところです。
たびたびこちらで紹介しているのは右端のDです。
多くの改造を施しているので、「ビジョンテスターD改(KAI)」
と呼んでいます。しかもこの経30年のDが一番稼働率が高い。
それは独自にダブルロータリープリズム仕様に改造している
こともあります。このロータリープリズム自体、油圧式で
ゆっくり&まったりの付加が持ち味。採りにくいBLUR
-POINTの検出に向いています(向いていますが、対象す
べての同ポイントを採れるワケではありません)。
SEの速く動くロータリープリズム(AOなどと同じ)とは真逆です。
また眼位を求める際、融像を除去する方法の1つに、フォン
グレーフェ法というやり方があるのですが、SEなどでは
R6UPと10INという標準的な分離量です。
ところがこの分離量では、大きな外斜位を持つかた(測定中の
アダプテーション)や、もともとR6UPに近い上斜位を持つ
かたの場合吸収してしまうので、完全に融像を除去出来ないこと
があります(標準分離量の場合、他方のロータリープリズムで補う手もありますが)。
ビジョンテスターDはもともとの仕様でR6UP.L6DN
(合計12垂直)、さらにR10IN.L10IN(合計20基
底内方)という強力な分離を行えます。
例えばそれほど、あるいは全く上斜位を持たないかたへの近見
眼位測定においても、R6UPの量では縦一列視標の上下分離
された視標同士が上端と下端で一部かぶり、各眼の像を1つに
合わせようとする力が掛かってしまう(運動性~)のでは?という
疑いを、払拭できないのですが、VT-D改の12垂直分離では全くその心配はいりません。
(比較は所有している実機においてであり、同型異バージョンは不明です)
表参道SLITをあとに向かった先はJR中央線・西荻窪に所在する
「オプティックレインボー」さん。
西荻窪駅から徒歩2分ぐらいです。
↑西荻窪駅
周辺をチラ見しただけですが、歩いている若い人たちの楽器担いでいる含有率が高かったです(どんな比率や^^;)。
オーナーの原さんは長年都内の眼鏡店に勤められ、今年初めに開業されました。都内屈指のテクニシャンで、体系的な技術教育を受けた認定眼鏡士です。眼鏡での視力補正の他に深視力やトレーニングなども手がけられています。
原さんとは日本眼鏡技術研究会と視覚機能研究会でご一緒させて頂いています。
ご挨拶もそこそこに店内を拝見しますと、ウスカルと呼ばれる強度近視のかたのレンズを薄くするためのフレームと丸眼鏡コレクションの在庫数に圧倒されます。
さらに対照的な大きい眼鏡フレームも充実し、テクニカルショップらしい品揃えに感心しました。
機器は最新式で、レンズ加工機LEX1000 と
視力標SC-1700POLA(共にNIDEK社)と最近の機器展示会で発表されたモノばかり!!視力標は当然のごとく5m用で、しっかりとメソッドに則ったデータ抽出が可能な環境です。
さてよく店頭を見せて頂くと、なにやら横長のボックスが。
マーシャルのセパレート式ギターアンプのヘッドです。しかも50ワット出力で音質的には100よりはこだわりのアンプだそうです。
これをチョイスされたのはマイケルシェンカーからの影響とのこと。商号の「オプティックレインボー」・・・。そうリッチーブラックモアが率いた伝説のハードロックバンド「レインボー」がその由来なのです。
テクニカル型眼鏡店という根幹に、ハードロックのエッセンスを加味した原さんのオリジナリティーが溢れるお店なのです。
▲SS級眼鏡士の原さん
さてこの日は帰阪せねばならず、原さんのところも居心地が良いので、いつまでもいたい気を抑えて、東京駅へ戻り、新幹線で新大阪へ。
↑旅のおとものi-pod。久々のジョンスコフィールドのアルバム5枚分と、キースジャレットのサンベアコンサート全部、その他もろもろを入れた変な組み合わせでした。
<< 了 >>
<< パート2 >>
SLIT2008はインポートブランドを24集め表参道ヒルズの地下3階のスペースで行われた展示会でした。
前日に引き続いて、6/5(木)も雨でした。アイケアシステムさんと共に。
青山の東西眼鏡愛好会がライブハウス的なら、こちらはホールです。音の残響はデッドで、打楽器が入る演奏なんかでも音が回らなくて向いている印象です。
ですから、24ものブランドブースがあり、人もそれなりに入って皆商談されていましたが、デッドなので静寂性が保たれています。
冨山さんはここに出展されている数々のインポートブランドを既に扱われていますから、これは好都合とにへばりつき、何とかのフン状態で知らないブランドの商談に混じって、多くのモデルを拝見しました。
2~3社回ったところで、G-KENEYESの小川さんとばったり。「やぁやぁ、久しぶりです~」みたいな感じで、冨山さん、小川さん、私の三者でしばらく歓談。表参道ヒルズでありながら一瞬日本眼鏡技術研究会かいと ^^。長い時間では有りませんでしたが静寂性のあるこのスペースでさぞ浮いてたことでしょう。
歓談参会後、冨山さんとドイツの樹脂系フレームの新型を拝見。やはりクウォリティーには日本製に近いものがあり感心。
そうこうしているうちに、そろそろ次の目的地「西荻窪」の眼鏡店に向かわなくては・・・という時間。
別れがたかったのですが、ここで冨山さんご夫婦においとま申し上げ、会場をあとに・・・。
<<まだ(^_^;)続きます>>
6/4(水)夕方に訪れたのは、横浜は綱島に所在する「アイケアシステム」さんという眼鏡店。
終業間際にお邪魔を(襲撃?)しました。
こちらの冨山さんとは旧知の間柄で、共に日本眼鏡技術研究会と視覚機能研究会に所属しています。
「やあやあ」という挨拶は一瞬で、あとは技術の話ばっかり。特にお互い両眼視機能の実務家とあって、いろいろな機器の話から、測定法などとにかく技術論を喋りっぱなし。
店内に入って口は良く動きましたが、手は動かず。画像を撮ることをすっかり忘れてしまいました。
そういえば、当然ながら冨山さんはやはりメインの視標には5メートル用(自店と同機種)をご使用。オリジナルの視標も用いて、的確なデータの抽出をなさいます。
終業後、向いにあるエイジアンフードの店でベトメンを戴きながら、まだ測定などの技術論とフレームブランドの話を・・・。商品セレクト担当の奥様ともお話しさせて頂きました。
さらに二軒となりにあるショットバーへ3人で。
やはり、それぞれの地域は異なりますが、話がかみ合うから、すごーく盛り上がり、いつの間にか0時近く。
2駅ほど東横とJRを乗り換え、宿泊先の新横浜プリンスHに着いたのは、1時前。まだ足りないので、翌日のSLITというインポート系の展示会に同行します。
<<まだ(^_^;)続きます>>
<<パート1>>
2つの展示会のうち6/4(水)は東京は青山にあるギャラリーで
「東西眼鏡愛好会」という展示会。
自店取扱のアイスリー代理店ウォータースさんから招待があり、東海道新幹線で上京。
↑新幹線N700系の各席にあるコンセント。携帯充電にメッチャ便利ですネ~。
↑地下鉄などを乗り継ぎ、港区青山へと。
丁度良いスペースに丁度良い4つのブランドを展開するという密度の濃い内容で、展示会で有りながらライブハウスのような感じがなかなか良かったのではないでしょうか。
ウォータース(アイスリー)の社長と久々お会いし、関西的な盛り上がりにしばしのリラックスを覚えました。
↑アイスリーのパスカルラコッテが新たに展開する
ブランドを拝見し、そのアイデアにも感心。
↑アイスリー担当者さんと
しばらくこの2日間のネタが続きます。
画像は全て低カメラ機能の携帯での撮影です。
アイスリー(EYE3)の取扱は終了しています。
先日近隣の市からお越し頂いたかたで、眼鏡処方箋で製作したところ、装用感に不具合があるとのことで、こちらでレンズの入替を前提に調べて欲しいという依頼がありました。
34歳男性
経6年旧眼鏡
RS-6.00C-1.25AX180 dominant
LS-5.50C-1.50AX180 両眼視力1.2~1.5
光学中心間距離OCD64mm
現眼鏡=処方
RS-5.25C-1.00AX180
LS-4.75C-1.00AX180
瞳孔間距離PD64mm
この眼鏡の装用視力は両眼1.0~1.2でした。
お聞きしますと処方時検査員には、パソコン作業も
するし、車の運転もする、と伝えた。いわゆる常用を希望。
旧眼鏡に特に何も無かったが、レンズの劣化を含め見にくい
感じもあった。
検査員は今の眼鏡は視力1.5で強いから疲れるだろうと
推測し、弱めにしておくが、車の運転をするので
1.0以上保持しておくので大丈夫、とのことだった。
(免許視力は普通免で0.7以上)
しかし「現眼鏡は度を弱くしたはずなのに、かえって疲れる」「近くも遠くもモノを見る時に力を入れて見いてる様な気がする」とのこと。このことを処方したところへ言いに行ったが、いままで強い眼鏡に慣れていたので、慣れの問題であると説明される。
(弱くして疲れるのは実は珍しい事例ではないです)
さてそこで、まず度数測定をしてみました。
裸眼視力R0.02 L0.02
PD64mm R32.5mm L31.5
<<屈折>>
R(1.5)S-6.00C-1.00AX175
L(1.5)S-5.50C-1.25AX5
両眼装用視力1.5
<<両眼視機能測定>>
[8]7exo [12a]φ
[13b]15exo 3.2△/D [18a]φ
[14a]R0.75 L0.75
[11]x/13/9
[9][10]8/9/3
[17ab]x/20/13
[16ab]x/20/13 (その他略)
A/B
equipment:TEST-FRAME547simple-LO
VISIONTESTER-D改(KAI)
ツインチャート
チャートプロジェクターCP-30
オリジナル近用チャート
この時点で、常用としてもしプリズム補正をするのなら
2.0PBINでS.FUSIONの喚起を無理なく促せます。
もしくはS値として0.50D(0.625)
装用テスト(立ち歩き・近見)で最終的に
RS-6.00C-1.00AX175 (プリズム無し)
LS-5.50C-1.25AX5 PD=OCD64
が遠くも近くもすっきりして、負荷が掛からず、より
立体感も鮮やかということでを採用することになりました。
(この度数は∞に対しては弱矯正ではある)
どうして現眼鏡よりも度が強いのに、
「すっきり」+「負荷無し」という返答があったのでしょう?
乱視の度数や角度などは大きな問題ではありません。
それはまず現眼鏡の測定を担当した人は、弱い方が近見の負担
が少ない「だろう」という思いこみの「憶測」があったワケです。それ
はそれで単眼理論で間違いではないのですが、眼鏡は両眼視の状態で使用するのです。しかもこのかたはある程度の外斜位があるので、万が一、度を落とすならプリズム補正が必要だったわけです。
ただし今回2.0PBIという弱い補正量ながら、歪曲収差と
距離感が近く感じられるため、それは選択されなかった。
たまに成人に対しても迷信のように、
「常用眼鏡は0.7~1.0ぐらいで」という感じで信じ込んで
いる検査担当者やユーザーもおられますが、ケースバイケースで
あって、すべにはあてはまらない事は言うまでもありません。
むしろこのかたの場合は、度を単純に弱くしたため、S度による
調節性輻輳の刺激が減少し、融像(各眼の情報まとめ)のために多
くの負荷が掛かり、それによる筋性眼精疲労的な状況になってし
まっていたと考えられます。またこのぐらいの度にある調節
効果も加味しなくてはいけません。よって珍しいケースではありません。
測定の結果によって逆に弱くして良好なケースがあります。まさにケースバイケースです。
それから両眼視機能測定は何が何でもプリズムを入れるため
の測定ではありません。換言するなら、完全矯正度数に対して
どのくらいのさじ加減をするか(プリズムを入れるかどうかを
含めて)という値を得るための測定と言えます。