ラグではグリッドを見せて被検者とのやりとりを基に採ることは普通ですが、今回は返答があやふやだったり、何らかの原因で、こちらの指示や意図が被検者に上手く入らない場合の、他覚でのやり方の1つのアイデアになります。

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↑こういうカードを用意します。私はラミネート加工をしています。

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↑このようなクリップを用意します。

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↑カードの裏にこのクリップを貼り付けます。

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↑ビジョンテスターの近用チャートを縦に向けクリップを挟みます。

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↑ ちょっとコワい(^^;

ここまで来ると動レチだと誰でも分かるわけですが・・・(^^それでこのカードにはひらがなで文章が書かれていて、それを単に見てもらうだけではなくて、被検者に声を出して読んで貰います。ちゃんと見ているかどうかの確認のためです。被検者が音声に変換出来ない場合は検者が読んで、「これで合ってる?」と問いかけるのも良いでしょう。
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それで、このままビジョンテスターの度数を換えて値を探っても良いですし、検者が後ろに下がって、光を観察する事で値を探る事も出来ます。⇒ (1/調節刺激-1/中和距離の逆数)x10 ⇒例(1/3-1/4)x10=0.8  レチに視標をくっつける方法もありますが、調節刺激は一定のまま検者の移動で探れるこの方法が、私は気に入っています。