いわゆる左右各眼の度出し(近視遠視乱視の全度数測定)には
両眼開放屈折検査が良質なデータ抽出の核になると考えられます。

ひとくちに両眼開放~と言っても大きく分けて3種類の方法があり、
そのうち2つは更に2つに別れます。

1.偏光板式(a.高濃度高偏光度 b.中濃度高偏光度)
2.他眼雲霧式
(a.ハンフリス法 b.両眼視雲霧法=サイクロダミア法・コープランド法)
3.オクルージョン式(岡本隆博氏考案)

それぞれ用いるフィルターないしフォグレンズが違います。
計5つ、個別にレンズがあるわけです。

右から
A)中濃度高偏光度フィルター(両眼装着)
B)両眼視雲霧法用+1.50.+2.00D以上のフォグレンズ
C)ハンフリス法=他眼弱雲無法+0.75~1.25Dフォグレンズ
D)高濃度高偏光度フィルター(両眼装着)
E)オクルージョンレンズ

B)~D)は比較的オーソドックスです。
自店ではAとB、最近はほとんどEを用います。

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