カテゴリ: 測定関連
逆プリズム
それとは反対に、convergenceまたはdivergenceを促すためのに
ただし現に複視を伴っている場合は基本的に無理と考えます。またこれまでの当方のケースではesoに有効です。従ってdivergenceのサポートです。
特に有効性が認められるのは、low-high 、normal-highに分析できたパターンです。
若年者の視力測定に関して
これは高校生までは「子どもの目」に該当しているからです。
(眼科医会HP https://www.gankaikai.or.jp/children/)
ご了解のほどよろしくお願い致します。
オリジナル調節効率視標
大学生用眼鏡
OCD(optical center distance)=62
PD(pupillary distance)63mm FarBv2.0 NearBv1.0
SCD(structure center distance) 63mm
TEST-FRAME547simple-LO
Vectogram Quoits
テレワーク・PC作業
自分で運転していて車酔い
2020.1.XX
40才女性 新規
眼鏡の使用経験無し。
肩こり、めまい、倦怠感。自分で運転していて酔う。
これまで、乗り物酔いをほとんどしたことがなかったので、体の異変を疑い内科を皮切りに総合病院の耳鼻、眼科、脳外などを受診するも、特に何も無し。内科に戻り再度相談される。その内科Drが当方の顧客様で、ご紹介により来られる。
NPC 0.08m
<<屈折>>
RS-0.25 dominant
LS-0.25 PD62mm
<<両眼視機能測定>>
遠見偏光十字テスト 1.5BI L1.0BD
[8] 2.0ex
[14a] R.L=0.5
[13b]6.0ex ac/a4.6(cal)
[12a]L1.0HYPER
[18a]L1.0HYPER
[12b]L+1.5~-3.0
<以下は12bのcorrect下>
[9.10] 10/15/13
[16ab] x/30/--
[21]△1.5
[20]○1.0
equipment:TEST-FRAME547simple-LO
VISIONTESTER-Dkai
ツインチャート(5m用)
チャートプロジェクターCP-30
トプコン近用チャート
桂式光源
[FINISH]regular
R plane BV1.2P
L plane 0.75BD SCD 62mm
NOTE:
2月2週目に入って型直しで来店され、コメントを頂きました。
「車酔いが無くなった」「寝込むことが無くなった」とのことでしたが、いままで眼鏡を掛けたことがないので、なんとなく「うっとうしい」。この来店時は、お子さんに眼鏡をゆがめられたということで、それもマイナス要素、ということです。
プラスばっかりじゃないのは、仕方ないです。
講演ファイル集
*現在、講演活動は休止しています。
2019.3大阪医科大学LDセンターで研究会
照明
特に近見の場合は、項目それぞれによって設定が違います。
要はテストの種類により、明度で調節介入(近くの文字などへのピント合わせ)を加減しないといけません。
調光式の蛍光灯があればベストですが、スタンドのネックを振って対応することもできます。
自店のユーザー様の中には、私がこのライトを付けたり消したり、果てはぐるっと回したりしていることに気がついていたかたもおられると思います。あの動作は、このためなんです(^^)
近見チャート
私が使わなくなった理由の一つを記しておきます。
内部光源+ネガティブ視標なので、抜けている部分が単スリット的な役割を果たしてしまいます。これにより回折が起きていると考えられ、そのため輪郭が甘く感じ、「にじんで見える」ことが多いです。特に光源がLEDなので強く、これも原因の一つと考えています。またこれらの事によって、しっかりとした調節刺激になっているのか、疑問です。即ちネガティブ視標であることと、回折によるボケ。これらが少なくとも良い方向への影響は無いと思います。
また、これのデータをもって、近見の斜位量と捉える人も、まれにいるようです。
こちらは私がしばらく前から使っているアメリカ製の内部光源式の近見チャートです。光源は電球で強すぎず、画像では分かりにくいですが、偏光が掛かっているところは、カラーリングして、対策をしています。またアルファベット(アメリカなので仕方ない)ですが、文字があって刺激になります。
なおこれも斜位(phoria)を測るものではありません。
ビジョンテスター話し
【ひと工夫】レンズ位置の入れ替え
+、-どちらも手に近いところが弱、先にいくほど強くなっていました。
どちらにしてもWithモーション=同行から入るので、まんまでは、手の動きが逆になります。
わたし的には、より-側が先になっていて、腕をあげていく方がやりやすい(慣れ)ので、-はまんまで良いのですが、+の方は腕の動きが逆になります。
逆に持つ手段もありますが、あまり感心できませんね。
なので、+の方は一旦バラして、-と同じ配列、つまり先がより-側で、手元がより+、という組み替えをしています。
これで、+-どちらも腕の動きは同じになります。
※裏にマジック書きというのは渋いところですが・・・・(^^
道具立て
機材紹介コーナー3
遠近事例
どうにも掛けられないのでレンズの交換を前提とした
相談がありました。2012.06.
52才男性
該店では調整に終始したとのこと。
「度数に原因があるのでは」というご依頼でした。
該当眼鏡
RS-3.00 ADD2.00 SCD64
LS-2.00C-0.50AX180 ADD2.00
「テストの際は問題が無かったように思う」
現物はふらつきがあり長時間掛けられない。
「遠くは同じ度数のはずなのにぼけている」
遠近にした割には、
「手元がよく見えているとは思われない」
現在ご使用の眼鏡 経5年
RS-3.00 OCD64
LS-2.00C-0.50AX180
これでは近見がしんどい。
PD63 dominant右
屈折
RS-3.00C-0.75AX10
LS-2.00C-1.25AX170
[8]3x
[十字]φ
[12]φ
[14a]R1.75 L2.00
(以下はStimulation1.5)
[18]φ
[13b]6x 4.3△/D
[16a]14
[21]1.50
[20]0.50 省略表記
[仕上度数]
RS-3.00C-0.50AX10 ADD1.50 SCD63
LS-2.00C-1.00AX170 ADD1.50
[note]
加入度は年齢換算で入れた可能性がある。
遠見度は累進レンズの特性を考慮した方が良い。
元々のレンズ種は、「脳科学」などの宣伝文句を謳うシリーズであったが、
もろもろの結果から意味が無いようでしたので、サミットプレミアムの
1.60で調製。
レーシック後の疲れ目対策眼鏡
レーシック・2年経過の女性のかたの相談がありました。
近見時の持続力が少なく、疲れをもよおす。
経理職なのでPCを含め、机上の作業が多い。
1980年生まれ。
測定年齢32才5ヶ月
PD61 dominant右
裸眼視力
Rv1.2
Lv0.6 Bv1.2
屈折 (術前は不明)
R1.2 xS+0.50C-0.75AX155
L1.2pxS-0.75C-0.50AX25
[8] 3.5x
[十字]4.0x
[12] φ
[14a]R1.00 L1.25
[13b]12x 2.7△/D
[18] φ
[16ab] x/5/-
[21] 1.50
[20] 2.25
PCからのStimulationは1.8D
1.75としておいて、さらに机から移動するなどした場合の
感覚を考慮し、起立時の眼から机までの距離を目安にし
その距離を75cm(約6xの約7bk)とすると、
R 0 0.75△BIN
LS-0.50 0.75△BIN
上記で、作業距離の見え方、感覚、ともにまぁまぁということで、
初装値として決まりました。
*近視眼は机上作業に向いていたのに、それをレーシックで
無くしてしまったのは、かえってもったいないように思います。
ひさびさのビジョンテスターねた
その理由は、オートは便利だが、相対輻輳の測定の際、付加プリズムを入れている時に、像に振動が起こることがまずいからです。
全輻輳の限界付近という極限の状態において、度数でブレークしたのか、振動でそうなったのかに疑義が生じるため、あえてマニュアル式を使うということでした。
また視力表もそうです。
5メートル以上でないと、疑義が生じます。
だいぶ前から仲間とこのようなアテンションを入れていましたが、ウチのブログというのは発信力が強くないな、実感しているところです。(^^;
ここからが
いつも某大への報告書を書きますが、今後も要トレーニングと考えています。
南港・大阪アカデミアにて講演活動
雑然とした
測定の脇に小道具を置いています。
結構収納力があって、下段にはクウォイツやバタフライなんかも入ってます。そういえば最近某国産のリーディングチャートとやらは使わなくなりました(ちょっといい加減なところがありましたので・・・)。ここ5年弱ぐらいは米国製のものを使ってます。
因みにこのお月さまは、視力を測るモノではありませんね。
眼鏡士クイズ
省略表記です。
36歳男性 仕事用希望 デスクワークが主
PCまでの距離 約50㎝
現眼鏡
RS-3.50C-0.50AX90 OCD69
LS-3.50C-0.50AX90
PD68 dominant右
屈折
RS-4.25C-1.00AX90
LS-3.75C-1.00AX80
[8] 9E
[十字]5E
[12] φ
[11] 0
[14b]1.00
[13b]10E
[18] φ
[17ab]-
[21] 1.75
[20] 3.00
で結局、
RS-2.75C-1.00AX90
LS-2.25C-1.00AX80
プリズム無しなりましたが、何故なんでしょう。
さて何でしょう?
あんまく
自店にある暗幕です。
測定中は、暗室・半暗室・明室と照明を変えますので、要らない光をさえぎる必要が出てきます。逆に言うと、暗くしないとできないものもありますから、光をさえぎられないと、まずいということになります。
こんなのも
前々回の「ラグでの1つのアイデア」の続編みたいなものですが、視標の文章にはこんなのものあります~。
よく見てみると、文章がへんですね。わざと文字がずれています。トラップみたいになっていますよ~。
そう、ちゃんと見てもらってる状態をつくるためです~。
ラグでの1つのアイデア
ラグではグリッドを見せて被検者とのやりとりを基に採ることは普通ですが、今回は返答があやふやだったり、何らかの原因で、こちらの指示や意図が被検者に上手く入らない場合の、他覚でのやり方の1つのアイデアになります。
↑こういうカードを用意します。私はラミネート加工をしています。
↑このようなクリップを用意します。
↑カードの裏にこのクリップを貼り付けます。
↑ビジョンテスターの近用チャートを縦に向けクリップを挟みます。
↑ ちょっとコワい(^^;
ここまで来ると動レチだと誰でも分かるわけですが・・・(^^それでこのカードにはひらがなで文章が書かれていて、それを単に見てもらうだけではなくて、被検者に声を出して読んで貰います。ちゃんと見ているかどうかの確認のためです。被検者が音声に変換出来ない場合は検者が読んで、「これで合ってる?」と問いかけるのも良いでしょう。
それで、このままビジョンテスターの度数を換えて値を探っても良いですし、検者が後ろに下がって、光を観察する事で値を探る事も出来ます。⇒ (1/調節刺激-1/中和距離の逆数)x10 ⇒例(1/3-1/4)x10=0.8 レチに視標をくっつける方法もありますが、調節刺激は一定のまま検者の移動で探れるこの方法が、私は気に入っています。
道具追加---ストップウォッチ
合格!
こちらでご紹介した高校受験生が、
第一志望校(公立)に合格しました。
本人の努力が実りました。
試験前の私の最後のアドバイスは、塾の講師や
担任教諭のような、勉強のことは言えませんので^^;一言だけ、
「ぼーっとするな!(=ぼーっと見るな)」でした~。
↓の記事の答えでもありますね^^
むむ、これは・・・
32才男性
前眼鏡(常用)
RS-4.50C-0.50AX92 BV=1.2
LS-5.00C-0.75AX80 ODC=68
前眼鏡の使用感は特に問題なし。
<<屈折>>
RS-4.75C-1.25AX95 dominant
LS-5.75C-1.25AX85 PD67mm
<<両眼視機能>>
[8] 4.0.ex
[12a]φ
[11] -/6/-
[9.10] -/7/-
[14a] 1.25
[18a] φ
[14b] 0.75
[13b] 16ex 1.7△/D(cal)
[17ab] x/14/-
[16ab] 12/-/-
[21]1.75
[20]1.50
NOTE: さぁなんかおかしいです。
これでそのまま、プリズムを与えると、かなりまずいことになります。
さて何をどうしましょう。