先セル部は、耳裏の頭部に接触する部品なので、材質が肌に優しいことはもとより、形状的には接地面を広くとり、ピークを出来るだけ作らないように圧の分散をすること、その接地面の広さによりフレーム全体の前ズレに対する摩擦力を稼ぐことが必須条件といえるでしょう。
モダン・先セルはフレームの機能面の一つを担う大事な部品であることは、言うまでもありません。
従ってモダンレス(=この部品がないもの)や細いモダン・先セルでは、接地面積を稼げない⇒摩擦力が低い⇒眼鏡が下がるとなります。
そこで前ズレ⇒鼻眼鏡ではフィッティング不良でマズいというこになり、前ズレを防止するためにキツメに調整をする⇒肌へ圧のピークが出来やすく痛みが発生というケースもあります。
またはあきらめて、前ズレ➡鼻眼鏡姿を受容する。
フレームのモダン・先セルはなぜあるのかは上記の通り。また異なるメーカーであっても、ほぼ似た形をしているのは、必然性でそうなっているといえます。